9月22日防衛庁発表 額賀長官会見概要 (11時12分~11時26分)
額賀長官会見概要
1 発表事項
閣議は特別にありません。
2 質疑応答
Q: こちらから大きく3点お伺いします。まず1点目は、自民党の安倍新総裁が官
邸機能強化策として、全省庁からのスタッフ公募策に着手しております。各省庁の中
には不安や戸惑いの声も一部あるようですが、防衛庁としてこれにどのように対応さ
れるおつもりでしょうか。
A: それなりに一つの意義があると思います。小渕内閣の時に私は官房副長官をし
ており、その時に秘書官を補佐する形で主な省庁から課長クラス、企画官クラスを派
遣してもらいました。その時防衛庁からも出してもらいましたけれども、グループを
作り、こちらから色々政策の問題提起をしたり、あるいは調査を命じたり、提言を我
々の発想に基づいて考えてもらいたいということで、省庁代表をやったことがありま
すけれども、その延長線上というか、安倍総裁、安倍総理になった時にきっちりと各
省庁の縦割りを脱皮して、日本の国益、日本の将来図に基づいて、きちっと政策につ
いてのアドバイスをしてもらうということについて、あるいはまたアドバイスという
よりも、自らのリーダーシップを発揮していくために、色々と仕事をさせるという意
味では一つの考え方だろうと思います。
Q: しかし役所の中には各省庁ごとの倫理、秩序のようなものが乱れるのではない
かという懸念の声も一部あるようですが、こうした人材を出す側としてはどうでしょうか。
A: それはどこの省庁も、おそらくそれぞれ入省、入庁する時は、国家国民のため
に汗をかきたいという高い志を持って入ってきていると思います。そういう意味で
は、省を守るとか、局を守るとかいう次元の話ではないと私は思います。
Q: 北朝鮮の関係なのですが、地下核実験を行なう可能性について、今月初めの会
見では具体的にそういう兆候が差し迫っているという認識を持っているわけではない
と仰っていますけれども、この地下核実験、ミサイル再発射の可能性について、現状
認識をお願いします。
A: 我々は、常時日本の防衛、この地域の安全あるいは安定のために様々な働きか
けをしたり、情報収集をしたりしているわけでありますから、それは引き続いて常時
やっているわけでございます。いろんな意見だとか情報があるわけですけれども、我
々はきちんと国民の皆様方に対して、不安を与えないように、あるいは安全を確保し
ていくためにどうしたらよいかという視点に立って、引き続いて万全の態勢を敷いて
いると理解して頂きたいと思っております。実際問題として、核実験、ミサイルの再
発射ということについて、いろんな情報があるようですけれども、我々はそれについ
て一つ一つコメントする立場にないわけですが、様々な視点に立って情報収集に万全
を敷いているということで国民の皆様方には是非安心をして頂きたいと思っておりま
す。今の段階で、差し迫ってそういう状況ではないと認識しております。
Q: 自民党総裁選の投票が先日行なわれましたけれども、大臣はどなたに投票され
たのか、またその際にどういった点を最も重視して投票されたのか、お願いします。
A: 私が誰に投票した等について、コメントする必要はないと思っております。結
果的に安倍新総裁が誕生したわけでありますから、これから日本が抱える様々な政策
課題、当面の政治課題としては10月の補欠選挙、来年の統一地方選、参議院選挙
と、政治の安定を図っていくことが非常に大事でありますから、党内一致結束して困
難な問題、あるいは当面する問題にあたっていくことが大事であると思っておりま
す。
Q: 額賀長官は就任以来、米軍再編問題、イラク派遣問題、防衛施設庁の不祥事事
案、各幕の不祥事再発防止策、省移行法案の提出、北朝鮮のミサイル発射事案等々、
切れ目なく大臣としてお仕事されてこられたと思うのですけれども、振り返って、満
足いく十分なお仕事をしてきたとお考えですか、それとも機会があれば引き続きやり
たいとお考えでしょうか。
A: 狙いがどこにあるのかを感じましたけれども、非常に答え方が難しい。いずれ
にしても、様々な問題に直面をいたしました。やっぱり日本の国益、それから日本の
将来の展望を考えて、一つ一つ全力投球してきたということでございます。我々、政
治家というのは常に、当面する問題に対して、将来の方向を見定めながら、解決に全
力投球をすることが仕事だと思っていますので、私がこの在任期間にあったことに対
して、決して解決が十分であったとは思っておりません。ただ、自分としては出来る
限りの力を振り絞ってやってきたと、そして将来の方向についてひとつの道筋をつく
るように努力をしてきたという、ただそれだけのことでありまして、これからも自民
党を中心とした政権、与党が存続していくことですから、継続する形で、誰が防衛
庁、あるいは安全保障の問題に携わろうと、お互い協力しあってやっていくことが大
切であると、それが政党政治であると思っております。
Q: 大分の駐屯地の小銃等の紛失事案で、現在、警務隊が捜査中と思いますけれど
も、その進捗状況と今後の見通しについてどのようになっているでしょうか。
A: 事案が発生してから2週間が経ちますので、出来るだけ早く解決して国民の皆
様方に安心してもらうことが、最も大事であると思っております。私も再びこういう
ことが起こらないように、点検体制をきちっと見直しをしたり、どうしてこういうこ
とが起こったのかということについて、しっかりと各幕全部、陸だけではなく海・空
についても、いろいろ総合的に防止策をしていくためにはどうしたらいいのかという
ことを考えろという話をしております。いろんな問題点がきっとあると思っておりま
す。だから、そういうことについて、この事案をきっかけに、システムを見直す必要
があると思います。問題意識もやはりきちっとしなければならないと思います。はっ
きりしていることは、点検体制がズサンだということははっきりしております。8月
末まではあったけれども、その後は何時、何処で、どのようになったかについては全
く分からないということ、しかも2週間も経って何も解決の方向が国民の皆様の前に
明らかにできないということは、どういうことかということを問題視しております。
防衛庁・自衛隊員というのは、いざという時に国民のために命懸けで仕事をするとい
うのが使命と責任であると思います。従ってこういう不祥事が起こった時に、やはり
きちっと自らの立場というものを考えて、自らが反省し明らかにしていくべきです。
そうでないと、国家国民の信頼を維持できないと思います。私は、防衛庁・自衛隊員
とかの殆どの人が、本当に国家国民のために命懸けでしっかりと仕事をしていると思
っております。それは国民の皆様方にも理解して頂きたい。そういうほんの一部の人
が誤解を与えたり、不信感を買っているということについては、我々はしっかりと問
題意識を持って態勢を立て直す必要があると思っております。