防衛庁長官会見記録 >> 額賀福志郎長官 >> 9月12日防衛庁発表 額賀長官会見概要  (11時16分~11時27分)

2006年09月12日

9月12日防衛庁発表 額賀長官会見概要  (11時16分~11時27分)

額賀長官会見概要

1 発表事項
 閣議について、特に発表することはありません。

2 質疑応答
Q: 集団的自衛権について、昨日行なわれた自民党総裁選立候補者の公開討論会で安倍官房長官ら3人が、いずれも集団的自衛権の行使に関する研究が必要だという認識を表明されておりますが、大臣の考えなり受け止め方をお願いします。

A: 従来から政府の解釈はあるわけですが、憲法改正論議も党内で、あるいは与党内で行なわれているわけでございますし、集団的自衛権についても、党内でいろいろ議論されること、あるいは政治家が問題提起をなさること、そして国民的な議論をしていくということは結構なことであろうと思います。

Q: 今月の5日に大臣が講演で、最終的には憲法の中で明確にしておくのが望ましいが、現実的に何かが起きた時に憲法を守って国が潰れるようなことがあってはならないと仰っていますけれども、この大臣の発言は、憲法改正をしなくても政府解釈の変更で行使できるように検討すべきだという認識を示したものだと思われますけれども、改めてご認識は如何でしょうか。

A: これは、有事の時など何かが起こった時に、国の最高責任者が判断できるように、平時の時に様々なケースを想定して議論をしておくことが大事であると。ある意味では、どういう場合にどういう選択肢があるのかということについての判断がしにくいことになるので、平時にいろいろ議論をしておくことが大事でありますねと。そして何かが起こった時に、日本の国民と国の安全を確保するためにどういう選択肢があるのか、そしてまた、法的に整備しておいた方が良いよねということにもなるだろうし、そういうことを大いに議論すべきではないかということだと思っています。

Q: 先週末に大分県の陸上自衛隊の玖珠駐屯地で小銃や拳銃を紛失した事案が明らかになりましたけれども、この不祥事に対するご認識と再発防止策についてお願いします。

A: 本当に全く驚くような事件が起こったわけでございまして、私もびっくり仰天を致しました。とても考えられない、想定できないような事件であります。まず国民の皆様方に不安感を与えてはいけないので、安心してもらうためには紛失した武器等の発見に全力を注ぐことが大事であると思って、直ぐ陸幕長に指示致しました。同時に、どうしてそういう事案が起こったかのか、その原因についてきちんと明らかにすることが大事であると、そして三つ目は、こういうことが再び起こる事がないようにするためにはどうすればよいかということが、今後のことを考えた場合に大事であるという話をしました。一日に二回、武器の状況については点検しているようですが、これまでに中間的な報告を聞いたところ、そういうものが完全になされていないということが明らかになっているので、これは驚くべきことであると思っております。自衛隊員の緊張感を欠いた行動に、私は長官として、全く情けない気持ちがしますし、ある意味では国民的な立場に立てば、怒りさえ感じるという思いがします。そういう意味では、自衛隊全体でこういうものを点検しなければいけないし、陸上自衛隊については全部これを点検させました。そして、この玖珠駐屯地以外で武器に異変が起きていることはない、安全な状態であるということが明らかになっています。それは国民の皆様方にも、その点は安心していただければ有難いと思っております。

Q: 具体的な再発防止策は今回の事案の原因について、明らかにしていく中で考えていくということでしょうか。

A: 通常やるべき事をきちんとやっていれば、こういうことは起こらないと思っております。朝夕の点検をきちんとすること、申し継ぎをきちんとするということを、改めてチームを組んでそういうものの何か対策が必要になると思います。

Q: 日本で3基目の情報収集衛星が打ち上げられまして、これについて日本の安全保障における意味合いと、衛星によって情報収集体制を強化していく上での課題、解像度の問題等もありますけれども、その課題についてお願いします。

A: 一つは、H2Aロケットの打ち上げが成功したということが、日本のロケット技術が国際社会の中で信頼関係を増進するという意味で良かったと思っております。その結果、情報収集衛星が軌道に乗ったので、日本の独自の収集体制が整備されるという意味では大きなものと思っております。アメリカ等と比べれば、十分でない所があるわけですけれども、これは実際に経験を積んで、技術的に良いところと追いついてないところがあるので、追いついてないところは、それをできるだけキャッチアップできるように努力をするという目標が明確になりますので、しっかりと我々もそれをサポートし、そして技術陣、企業の皆様も頑張って欲しいと思っております。

Q: 今後の課題ですが、国会の決議もネックになっているという指摘もありますが、その辺も含めていかがでしょうか。

A: 今般党内でいろいろと宇宙利用についての考え方、従来の経緯、そして今後のことを踏まえていろいろと議論していると聞いておりますので、私は、国民の皆様方にも良く認識してもらうために、大いに議論して、宇宙開発における宇宙の利用について、日本の平和、日本の安全ということも視野に入れて、是非、整理をして頂くための議論を展開して欲しいと思っております。

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